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●映画業界においてセンサーサイズは、単に大きい方が良いというものではありません。業界の資産として現存する多くの高額な専用レンズや長年培われてきたカメラマンの撮影技術を無駄にすることなく活かせることが不可欠だからです。
マイクロフォーサーズは、撮像面積が35mmフィルムと同等サイズであるためレンズ資産が活かせ、PLマウントレンズの画角で培われたノーファインダー撮影時の画面トリミングや被写界深度の読みなど、多くの蓄積技術が活かせます。
また、高画質撮影に必要な撮影面積を無駄なく効率的に得られるので、電力消費という面からも有利であり、長時間撮影によるバッテリー消費や発熱による画質劣化に悩まされることも少ないため、規格の発表当時から映画業界からは多くの製品開発への期待が寄せられていました。
●静止画撮影では問題になりにくい被写界深度の浅過ぎによるフォーカスの不安定性は、映画撮影(動画)では失敗を生む原因になるばかりか映像そのものも見にくくしてしまい、視聴者に船酔いのような「視覚酔い」を発生させることにもなります。
マイクロフォーサーズは、大きなボケが欲しい時には望遠側にズームし、そうでない時は少し絞るだけで自然なボケと安定した被写界深度が得られますので、失敗が許されないドキュメンタリーや報道の撮影需要に応えられるということも注目されていた大きな理由のひとつです。
●2010年秋にPanasonicから発売されたAG-AF105(海外ではAG-AF100シリーズ)の登場は、マイクロフォーサーズの持つ様々な動画特性の良さを具現化したプロ用電子ムービーカメラとして多くの賛同を得ることとなりました。
その結果、SchneiderやCarl Zeissといった老舗のレンズメーカーだけではなく、マイクロフォーサーズの動画有用性を認めた多くのプロ用映画関係各社からの規格参加ブームをいまも生み出しているのが現在です。

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▲ 2010 NAB Show での Panasonic 発表
▲CP+2011 での Carl Zeiss 発表
▲CP+2011 での Schneider 発表

●2010年4月にNAB Show(世界最大の放送機器展)で発表されたPanasonicのマイクロフォーサーズ規格のプロ用デジタルムービーカメラAG-AF100の衝撃は、映画産業関係者からの要望が既にあったこともあり、大きな話題となりました。
その後、SchneiderやCarl Zeissなどの老舗プロ用レンズメーカーの相次ぐ規格参入もあり、2011年のいまも、その興奮は冷めていない状態であり、いまも続々と新たなメーカーが規格への参加を希望し続けている状態です。
●静止画だけで映像を語っていた時代ではなく、動画も静止画もボーダレスに使い分ける時代だからこそ、両方の特性にうまく対応できるマイクロフォーサーズは様々な業界や人たちのニーズに応えていけるのだと思います。
静止画だけでの高画質ではなく、動画でも安全性と柔軟性を踏まえた上で高画質性を確保しているのはマイクロフォーサーズだけだと言っても過言ではないでしょう。
総合性能の高さだけではなく、共通規格であることでの開発情報の入手のしやすさと、共同サポート体制など発展に向けてのコラボレーションがしやすいこともあり、今後もその賛同企業の輪が広がることはあっても縮まることはありません。

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